1. HOME
  2. 特集
  3. Group SNEのマーダーミステリーゲームもSWAN DIVEならではの演出で体験をお届け

SPECIAL

特集

Group SNEのマーダーミステリーゲームもSWAN DIVEならではの演出で体験をお届け

パッケージ型マーダーミステリーゲームの雄

TRPGなどで有名な老舗ゲームブランドGroup SNEがマーダーミステリーゲームを展開しています。コザイクとの共同でリリースしているMystery Party in the boxシリーズです。

パッケージ型とは、ゲームを進行するためのゲームマスターと呼ばれる進行係をプレイヤーが内容を知らずに代行できるように設計されているシステムを指しています。つまり内容を知っていなければできないゲームマスターがいなくてもプレイできるので、パッケージを購入してプレイヤーが揃えればプレイすることができます。

一方で、パッケージ型は作品によっては進行係を担当するプレイヤーの負荷が高く、担当したプレイヤーの体験価値が下がってしまったり、処理が煩雑なシステムの結果、プレイヤー全体が理解できずに体験価値全体に影響を与える可能性もあります。とはいえ、プレイしてみないと分からないマーダーミステリーゲームのため、これらのジャッジは難しいというのが現状です。

駒込ガレージではGroup SNEの作品を高く評価するSWAN DIVEがオリジナルの演出(本編には一切手を加えていない)を施し、プレイヤーの皆様にご提供しています。主に貸切公演となりますが、オープン公演も発売後数本行いますので、機会をお見逃しなく。現在公演可能な作品の主なあらすじは下記から

何度だって青い月に火を灯した

1960年代、イタリア。跡目争いの火種がくすぶるマフィア・ファミリーの屋敷でボスが殺された。
そしてボスの死体の隣には、ロープで椅子に縛られた男が残されていた。
ボスの弟や妻、構成員に加え、ファミリーお抱えの占い師や娼婦の行動が複雑に交錯し、事態は混迷を深めていく。

※ハードボイルドなマフィアの世界を体感できる作品です。ボスの不可解な死とファミリーの行く末はどうなるのか。「組織のナンバー2」や「椅子にくくりつけられた男」など個性的なキャラクターの群像劇を楽しむことが出来ます。

九頭竜館の殺人

古い館で開かれた降霊会の翌日。地下室の奥で「魔女の血を引く」と自称する霊能者の死体が発見された。
容疑者は降霊会に参加した記者、大学教授、画家、運転手、館の当主などそれぞれ背景の異なる9名。
この地に残る「太古に人々を支配した化け物」の伝説は、事件にどんな影を落とすのか?

※少しノスタルジックな雰囲気を持つ作品です。降霊会や「太古の化け物」といった要素があり、クトゥルフ神話をテーマにしたTRPGが好きな人は特に楽しめるはず。

人狼村の祝祭

人狼伝承の残る小さな村。古から続く祝祭の翌朝、旅の商人の死体が発見された。
死体はおぞましくも殴られ、毛髪をむしられ、喉の肉をえぐられていた——あたかも人狼に襲われたかのように。
村では2か月前にも鍛冶屋の妻が同様の死体となって発見されている。
これは本当に人狼の仕業なのか?
王都から派遣された騎士はどこに消えた?
なぜ占い師がふたりいる……?

※いわゆる「人狼ゲーム」の世界観がマーダーミステリーになりました。もし「村人」や「占い師」、「騎士」といった人々が本当に生きていたら? それぞれ固有の人生を持っていたら? という発想に基づいた、豊かな物語を(そしてサスペンスを)お楽しみください。

ダークユールに贖いを

十年に一度、北の果ての町に吸血鬼たちが集まる。
人間たちをどう扱っていくかを決める大集会の夜、その開幕直前に事件は発覚した。
見つかったのは黒く焦げた死骸。対立する2つの派閥、いずれかのナンバー2である吸血鬼が滅ぼされたのだ。被害者はどちらか? 睨みあう上位の吸血鬼たち。秘めた目的のため、事件解決に挑む新参者たち。見え隠れするヴァンパイアハンターの罠。そして、遠い過去からよみがえる旧き吸血鬼の影。
贖罪を果たしたのは誰なのか……?

※グループSNEのベテラン・友野詳による美しくも残酷な物語を、ぜひお楽しみください。

河辺の夜の夢

16世紀の末期、ちょうど女王エリザベス(Ⅰ世)の治世が終わる頃。事件は、イングランド中部の河沿いの町で起こった。旅籠(ルビ:はたご)に投宿していた男が、裏口からほどない河に頭を突っこみ、死んでいるのが発見されたのだ。
同じくその宿に泊まっていた旅人たち、地元で慕われる白魔女、そして旅籠の使用人。それぞれが、互いに疑心の目を向ける。名声を得た劇作家がひさびさに帰った故郷の町で起こった事件の真相は? そして、秘密を持つ者たちが織りなす物語の行く末は?

※中世ヨーロッパで繰り広げられる重厚なミステリーをお楽しみいただきます。
特殊な舞台ですが、丁寧なキャラクター設定書と付属の用語集、またゲームを進行していく中でもたらされる情報により、滞りなく世界に「入り込める」ようデザインされています。テキスト量はやや多めですが、それだけに臨場感をもって遊べる作品となっています。